エステサロンを売却(M&A)する時に必ずやるべきこと!エステの事業譲渡の具体的な方法とは

今回はエステサロンを経営する方に向けて、「エステサロンを売却する前に必ずやるべきこと」というテーマでお伝えします。慢性的な人材不足だと言われるエステサロン業界で、経営の統廃合や売却を検討されている方も多いのではないでしょうか?

今回は、エステサロンを売却される予定の方に向けて、役に立つ情報をポイントを絞ってお伝えします。是非最後までお付き合いください。

エステサロンを売却する前に必ずやるべきことは?

エステサロンの売却においては、買い手側からどのような部分が評価されるのかを押さえることが大切です。そのため、買い手側の目線から評価されるポイントについて、業界のトレンドを踏まえた上で解説していきます。

エステサロン業界について

買い手目線で評価されるポイントを考える前に、まずはエステサロン業界のトレンドをつかんでおきましょう。業界全体の市場規模は4000億円弱で近年大きな変化は見られませんが、美容や健康意識は年々高まっていますよね。一方で、日本全体の人口減少に伴い顧客は減少、経営の統廃合が進んでいる流れもあります。さらに、消費者のニーズが変わりこれまではエステといえば女性のイメージが強かったものが、最近では男性をターゲットとしたメンズエステ店も増加しています。最新のエステ機器の開発が進んだり物販を手掛ける事業者も増えていたり、トレンド情報の収集もさらに重要になっています。今後は、最新トレンドと多様なニーズにも応えられる体制が必要になると言えるでしょう。

買い手目線で見るチェックポイント

ここからは、エステサロン事業の買い手目線で見るチェックポイントについて解説します。これらのポイントを理解しておくことで、事業を高額売却することにも繋がるでしょう。また、今すぐの事業売却を考えていなくとも、今から備えておくことができる部分もあるので要チェックです。

立地条件について

エステサロンは店舗型ビジネスのため、ターゲットとする客層が多いエリアでアクセスしやすい場所にお店を構えていることが大切です。しかし一方で、エステサロンは無資格で参入できるため非常に競合も多いのが特徴。立地条件はもちろんですが、競合は増えやすいことを前提に固定費用が安い物件であることも重要なポイントになります。エリアマーケットの情報から立地条件と合わせて、固定費用の条件まで重要と言えるでしょう。

人材について(エステティシャンの資格有無、専門性など)

エステサロンは人材が全てと言っても過言ではありません。エステサロン業界は離職率が高く慢性的に人手不足に悩まされています。さらに、無資格で参入が可能で競合も増えやすいため、優秀なエステティシャンによる個人のブランドでの集客力が非常に重要になるわけです。在籍しているエステティシャンが、「日本エステティック協会(AJESTHE)」や「日本エステティック業協会(AEA)」の認定する民間資格を保有していることもポイントとなるでしょう。

設備状況について(最新設備等)

エステサロンでは、設備の導入状況はとても重要です。なぜなら、エステサロンは競合の参入が多いこともあり高い集客力が求められます。そのため、最新設備をウリに来店するきっかけを作り集客を図ることも多いからです。また、その設備と人材による掛け合わせでリピートするユーザーを確保できるでしょう。さらに、近年は技術の発達がとても早いため、トレンド機器などの情報をしっかりと押さえながらマシン導入を検討しておくべきです。導入したマシンが現在の集客にも役立ち、売却時の資産にもなり高額売却へと繋がります。

店内空間について(広さ・個室・清潔感)

人材と設備状況に続いて重要なのが店内空間です。エステサロンは室内でサービスを提供するため、快適な空間であることが顧客からも喜ばれるポイントになります。そのため、快適と感じる広さや高さの個室が重要です。どの程度の規模を求めるかにもよりますが、個室の数が多ければ稼働が増やせるため好まれるでしょう。

経営実績と売上について

エステサロンは競合の入れ替わりが早いため、その状況により自社の売上の変動も大きいでしょう。その中で、特に重要なのがリピーターの割合です。経営実績と売上の情報から、新規とリピーターの割合を分析し、リピート顧客が多ければそのこともプラスに働きます。

必ずやるべきこと!エステサロン売却時の注意点

エステサロンを売却する際のチェックポイントを踏まえた上で、売却までにやるべきことをまとめました。これらのことに備えることで、事業売却が円滑に進むことが期待されます。

エステティシャンのクオリティ担保

競合との差別化を図る上で重要なのがエステティシャンのクオリティです。在籍しているエステティシャンが資格を保有していれば、そのことをウリにすることもできます。特に、日本エステティック業協会(AEA)には、上位資格にあたる「AEA上級認定エステティシャン」と、最上位資格の「AEA認定インターナショナルエステティシャン」があります。
これらの資格を保有している場合は、大きな強みになるでしょう。基礎資格を取得している場合は段階的にステップアップできるシステムになっているので、従業員の取得支援やステップアップを促すことでその先の売却にも効果的に繋がるはずです。

最新設備と店内清潔感の維持

最新設備を取り入れている場合は、そのことが集客における来店動機にもなります。そのため、売却時にはそのことも資産として高く評価してもらえることでしょう。また、使用している機器を含めた店内空間の清潔感は、非常に重要なポイントです。日々の手入れから心掛けることをおすすめします。

リピーターの状況について

業態やターゲットにより異なりますが、リピーターが獲得できていることは安定的な売上に繋がるため非常に重要なポイントです。なぜなら、競合が増えやすくトレンドの流れも早くなっているエステサロン業界において、新規集客に力を入れる際にはコストも大きく掛かりるからです。リピーターが多くおり、それらのユーザーを確保するためのシステムを保有していれば、新規集客よりもはるかに簡単に再来店誘致をしながら売上を構築することが可能です。今からリピーターを確保するためのシステムを取り入れておくことで、事業売却時にも資産となり役に立ちます。

評判チェック(各種口コミサイト等)

評判や口コミは、高い集客力を求められるエステサロンでは特に重要です。現在ではホットペッパービューティーやGoogleマップなどに、ユーザーの口コミや評価が定量的に残るため、それらを参考にして実際にそのサロンを利用するかどうかを決めているユーザーも増えています。買い手が事業を引き受けて、同じ店舗としてそのまま営業をする場合はそれらの口コミもそのまま引き継がれることになるため、非常に重要なポイントになります。ということは、今から良い口コミが入るよう改善を行えば事業売却時にはアピールポイントになります。今からお客様からの口コミを参考にしながら、経営改善を行うのも一つではないでしょうか?

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?エステサロンを売却するときには、買い手がチェックするポイントを理解し、そのことを踏まえた上で売却までの準備を進めることが重要です。今から改善できるポイントもお伝えしているので、今現在の営業にも生かしていただけるのではないでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございました。今回お伝えした内容がエステサロンを売却する際に少しでも役に立てば幸いです。