美容室を売却するときのポイント!美容院を売る(M&A)ときの現状と対策

コンビニよりも5倍程多い美容室でどう勝ち抜いてくかどう残していくか、買い手の考えを理解した上で売却を進めていきましょう。その方法について5分で簡単に分かりやすく情報を提供させて頂きます。では早速解説していきましょう。

美容室売却の現状は?

今の時代、美容室を買いたいという割合は減ってきています。その理由としましてはコロナ禍で美容業界の経済が回らなくなった状況が美容室で大きく売り上げる事は出来ないと買い手は解釈しているからです。ですが今後経済が回復すれば必ず美容業界も元に戻る、もしくはより盛り上がってくる業界に間違いないと考えております。実際に同じ美容業界のエステ(脱毛サロン)ではコロナ禍でマスク着用や外出自粛によって店舗が続々と増えている傾向にあります。外出しない、お肌を露出しない今こそ脱毛したいという消費者が多く存在しているからです。

美容室はどうかと言いますと、外出自粛が少しずつ緩和されると外にお出かけする、仕事で取引先に訪問する機会が多くなります。身なりも気にする方が増えて美容室で綺麗にしたいと需要が高まります。買い手にもそう言った状況や今後を理解して頂ければより売却に繋がるという訳です。売り手が買い手の気持ちを一番理解した上で買いたいと思わせる事こそ売却の一つのポイントです。主な売却方法は大きく分けて2つ、居抜き売却とM&A売却です。それではこちらについて簡単にメリットデメリットを解説させて頂きます。

居抜き売却

メリット

主に買い手は美容室の初期費用の削減を求めているでしょう。美容室では内装や備品など専門的なものが多い為、他の業界と違っていて内装工事費がかなり掛かります。買い手は初期費用が少ない事が大前提なので売却する前にもう一度、美容室の内装や設備を再確認致しましょう。不備や老朽がある場合は補装するなど工夫が大切です。買い手は新しくお店作りをして早くオープンしたいことは間違いないのでここをどう売却する側としてアピールできるかが重要になっていきます。買い手の初期費用の削減を理解できれば居抜き売却をする上で大きなメリットになるでしょう。

デメリット

主に美容室の内装についてリスクが伴います。買い手側は美容室のコンセプト、内装の設備やデザインを大まかに考えた上で買いたいと思っているので、ここに売り手と買い手の希望が合致しない場合が多くあります。買い手は最低限の内装や設備だけに済ませて、追加で造作工事や廃棄、解体は出来る限り避けたいと考えているので、そこのコストが掛かる場合は売却側としては大きなデメリットになります。買い手の希望に合わない場合は売却出来る確率は低くなると考えておきましょう。

M&A売却

メリット

こちらは美容室に問わずですが居抜きの場合よりも売却での利益を大きく得る事が一番のメリットになります。ビジネスを引退後、別の事業や新しい事を始めるきっかけにもなるので引退後の生活を豊かにするにはM&A売却がオススメです。美容室のメリットとしましては、買い手はM&A売却を行う上で美容室での集客ツールが手配されている事をメリットとしています。
新規顧客を確保するには通常の既存顧客に比べて5倍もの労力とコストが掛かる為、美容室を始める上でかなりの足枷になります。ですが事前に集客ツールが手配されているだけでも美容室経営としてはかなりのメリットになります。ここで注意をして欲しいのは最低限の集客がそのツールで出来るという事がベースになります。売却する前に少しでも集客ツールを動かしておく事こそ買い手が求めるものにより近づくでしょう。その他にもスタッフ雇用もそのまま引き継げる事や、廃業費用も抑える事が出来るので売り手としては売却さえ出来ればかなりメリットが多い訳です。

デメリット

主にスタッフ雇用の継続です。スタッフの雇用形態が今までと売却後では変わってしまうと以前の条件で働いていたスタッフは辞める可能性が出てきます。これは買い手側もスタッフの引き継ぎが出来ないと求人募集に力を入れなければならないので無駄なコストと労力が掛かる訳です。スタッフにも不満が生じて辞めてしまい、買い手にも大きなリスクが出るので売り手にはかなりのダメージです。売却を行う上で今いる美容室のスタッフにも情報の共有や合意が必要になる為、先ほど解説した利益だけで動く事は避けたいものです。

買い手が欲しくなる売り方

売却をする売り手のメリットよりも買い手側のメリットを引き出していく方が売却する上でも有利になります。買い手は売り手よりもかなり繊細に今の経営状況を知ろうとしています。美容室はその地域やエリアによっても客層が変わり、居抜きや一度立て直しをしても前店舗のイメージを引き継いでしまう事もあります。現時点で内部の経営状況や設備内装、スタッフ雇用の他にも売却をする上でメリットとなるものを増やしていき、買い手にとって好条件だと思わせる事が一番重要な売り方のポイントになるでしょう。

売却を成功する秘訣とは?

美容室がコンビニの5倍程多い今の時代に売却をする上で居抜きかM&Aかもしくは他の方法なのか、一番良い売り方はこれだ!とは言い切れないのが現状です。売り方やビジネス引退後の明確なビジョンがあればその目標に沿って売却方法を変えていくべくだと思います。上記で解説した通り、美容室は他の業界よりも物理的な設備内装もそうですが、集客や雇用形態なども複雑な為に買い手がしっかり理解出来ないと売却には繋がらない訳です。買い手側にも分かりやすい経営状況やメリットを納得させるまで丁寧に交渉していく事こそ成功する大きな秘訣になるでしょう。

美容室経営の難しさ

まず一つ目は美容室の開業にかかる初期費用です。ざっくり計算すると資金の相場は約1000〜2000万円程度です。ましては都市の中心部や内装、美容器具にこだわるともう少し多く費用がかかる事は間違いないでしょう。美容師として現場で働いていた方が独立しようとなるとそう簡単には開業出来ないのです。現役として働きながら何年も独立する為に資金調達を地道にしなければならないので時間もかかりリスクが大きい訳です。

二つ目は集客方法です。美容室を経営していく為には新規顧客をどう集めるかが重要になります。現場で働く美容師の方をスタッフとして雇う場合、そのスタッフ一人一人がどこまでのお客様を引っ張ってくるのか経営者としては見極める必要があります。開業したばかりのお店ではお客様の信頼度は薄く、どう顧客に繋げるかが大切になっていきます。集客方法を間違えて経営破綻をしてしまうケースも少なからずあると言えるでしょう。

三つ目は環境です。経営をしていく上でスタッフやお客様への快適で良い環境作りはお金では解決出来ない事も中にはあります。美容師の多くは環境が合わないという理由で余儀なく会社を辞めてしまい、お客様自身も美容室での居心地が良くない為お店を変えるなんて事もよくある理由だと考えられます。経営者にとって環境こそ目に見えない大きな壁となる事は間違いないでしょう。

美容院のリスク

求人のお話から説明していきます。一昔前までは美容師の福利厚生や給与、様々な手当をしっかりと保証する事こそ大切だと言われてきましたが、今ではどの美容室も一般企業のような保証を取り入れ始めた事によって条件が良いのは当たり前であるという前提で自分に合った美容室を探しているでしょう。より手厚い保証が他とのメリットとなる一方でしっかりと整えていないと一昔前のブラック企業となり得るので注意が必要です。求人サイトを使った募集も美容師の間では信頼度に欠けるという意見もあり、あまり頼りすぎるのも良くはないので周りからの紹介やヘッドハンティングといった方法を使う事も今の時代に沿った求人を取る方法になるでしょう。

これからの時代に求められる美容院とは

今の時代こそ美容室は新規顧客よりも既存顧客をリピートに繋げていくべきだと考えておきましょう。いつも行くコンビニのようなもので殆どが既存顧客で売上が成り立っています。新規顧客の獲得にはかなりの時間とコストがかかる為、リスクを取り続けるよりも今いるお客様を大切にする事の方が十分に正しい判断だと言えるでしょう。どの美容室もよく新規顧客の集客に力を入れて高額の広告費やインフルエンサーを雇うような施策を練っているのですが、コンビニよりも約5倍多い美容室は差別化を図るアイデアが重要になっていきます。経営者やスタッフの地道な集客よりも既存顧客の口コミや紹介の方が美容室では根強く、リピート客になる事間違いありません。平均で毎月もしくは2〜3ヶ月に一回の来店周期があると予想すると信頼度や安心感が必要なポイントになるのでここは押さえておきましょう。補足を加えるとお客様にはSNSや拡散といったご協力もして頂けるように上手く誘導していく事も忘れずにしてみて下さい。

美容師の育成について

美容師は決して安定した職業ではないです。それはもちろん良く聞くお話しなのですが、安定は無くとも安心は欲しいものです。美容師にとっての安心とは顧客がいる事が前提になっていきます。今は集客力が乏しい美容師が殆どなので技術ももちろん大切なのですが、自身でも出来る集客力を身に付けさせましょう。経営者に取って一番苦痛なのはスタッフを雇いながら集客もお店側が行い、売上を上げていく事です。美容師自身、個人の集客力があればお店側に負担はないので経営側としては他のアイデアに目を向けられます。よく美容室では技術講習や商材販売の戦略を外部から雇ったりするのですが、個人での集客力の講習やアドバイスなどは本当に少ないものです。どういったブランディングが良い戦略なのか、お客様の心理をどう動かすのかを身につける方が今の時代にはかなり重要なスキルになってくるでしょう。

美容室経営の成功のポイント

美容室を経営する上で経営者がもっとも考えるべきポイントは、美容室としてどの色を出していくかだと考えられます。現在美容師の人口が増える一方で離職率も年々増加しています。スタッフを美容室から辞めさせない、独立させないようにとどう誘導していくかを考える経営者の方ばかりです。いくらスタッフを我が子の様に手厚く育てていてもいずれ退社してしまうとかなりのダメージです。職場内でのいじめや嫌がらせ、売上の高い人にある優位性など未だにその悩みが消えない業界です。スタッフの環境の良さがお客様の満足度、集客、売上に直結していくのでそこは重点的にサポートしていくべきです。そこが出来て初めて美容室の色を出していく事に焦点を置いていきましょう。何に特化していてどこをターゲットにするのか、近くの美容室はどんな戦略で集客やキャンペーン、色を出しているのか分析しながら勝ち抜く方法を考えていきましょう。

まとめ

今回こちらを読んでみて皆さんいかがだったでしょうか?
売却をする上で本当に大切な事は買い手のメリットを引き出すことです。どうしても売り手のメリットにフォーカスを当ててしまいがちですが買い手は大きな挑戦をしようと考えています。美容室で利益を本当に出せるのか、店舗拡大は可能なのか、売り手側が買い手の希望を先に汲み取りながら交渉を少しずつ進めていくべきです。本当に分からない場合は売却に関する相談所なども設けられているのでどうしても迷ってしまう方はご相談してみても良いでしょう。私達が生活する以上、美容室の需要が下がる事はありませんが美容室が増えている事は確かです。他店舗との競争が激しい為、経営の受け渡しや売却が最善策と早めに考える方向こそ経営破綻や廃業のリスクを抑えられるキッカケにもなります。ぜひ今からでも遅くはないので考えてみてはいかがでしょうか?